2010/09/27

泰山

フフホトから夜18時半頃出発し、満員の硬座車両に揺られ15時間。
河北省の石家荘に翌朝の10時過ぎについた。
ここに来た理由はフフホトから泰山へ行くための経由地だったため。
ただ泰山へ向かう列車の出発時間が夜20時半一本のみだったため、石家荘で時間つぶし。 ガイドブックによると石家荘の見所は少し郊外にある正定県。
そこは歴史ある寺や廟がたくさんあるとのこと。
また、三国志で有名な趙雲の出生地としても有名とのこと。
早速行ってみた。 いろいろあるなか、隆興寺というところが仏像などが立派でよかった。


またその先にある趙雲廟。


そこまでに行く道中、ネタではないが道に迷ってしまい、なにやら軍事管理区域という貼紙の書かれた壁に辿りついてしまった。
例の事件が頭を過ぎる。
さすがの勇敢な小生もそこに踏み込む度胸も無く退散。 やがて、泰山行きの時間になり石家荘北駅発20時半の列車に乗り込む。
この列車がまた泰山までのおよそ6時間以上に及ぶ硬座車両の無座、つまりたちっぱなし切符にて夜通しで向かう。 これがまた満員電車でそのうえ車内販売のワゴンも通過する。
荷物なんかも棚には収まり切れないのでそこらかしこに置いてある。
タバコは吸い放題で吸い殻は床に捨て放題。タンは吐き放題。ゴミも捨て放題。
人も満員で通路を塞ぎ車内販売のワゴンなど通れるはずもない。
だがそんなときは、まるで神輿を担ぐように乗客達がワゴンを持ち上げ通路を通して行く。
まるでお祭り騒ぎだ。 また車内販売の種類も豊富だ。
日本でよく見られる弁当、つまみ、ビールの外、果物屋がきたり、たちっぱなし切符の人のための椅子や、毛沢東のプレミアムカードを売りに来たり、またボールやコマなどのおもちゃを狭い中、実演販売したりする。
列車内でキャッチボールがはじまったりするわけだ。 こんな中を耐え、夜中の3時頃泰山に到着。
このまま深夜登山でご来光をとも思ったが前日も同じような列車状況を過ごし寝不足だったので宿屋へ。
そこで体を休め、翌日正午泰山登山を開始。 何故か小生はバックパック一式を背負ったまま、約4時間をかけて頂上へ。
二回ほど、なんでそんなの背負って登ってるの?と登山客に話しかけられた。



ひたすら階段だけの山。
ほとんど亀仙人の修行である。


だが途中も景色が素晴らしく登る疲れを忘れさせてくれるほど。
頂上の景色も抜群。


下山ももちろんひたすら階段下り。
時間が遅かったせいかしばらくするともう真っ暗で全く視界ゼロ。
幸いヘッドライトをつんでいたので事なきを得たが。
しかし中には真っ暗闇のなかライトも持たずにすたすた登って行くツワモノもいる。
また夜からライト持って登り始める人も少なからずいた。 さて、泰山の次は青島を予定。
いい切符が取れればいいが。

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