南昌は特にどこも回らず、午後1時頃に武夷山へむけて火車で出発。
約6時間ほどかかった。
やはり硬座だが、国慶節が終わった今も大混雑。
今回の列車も物売りが凄かった。
ただでさえ大きな声なのに、さらにその上拡声器を使っての演説販売。
あまりの大きな声に寝ている人もビックリして起きてしまうほど。
ほとんど刑務所の朝の点呼のよう。
また、売りに来たのがタイガーバームのような軟膏。
たしか白虎膏とか言ったか。
また、一週間履きつづけても臭くならないという靴下など。
芸人みたいな語り口調で意外と面白い。
さて、夜8時近くにようやく武夷山駅に到着。
駅前広場で不思議な踊りをする集団がいた。
それを横目に適当な安宿に落ち着く。
翌朝、変な三輪車のおっちゃんに勧められ、龍井山というところに連れていかれた。
ちょっとした山の公園だが山を登り終えると一気に下る宙吊り型滑車がある。
これは正直バンジーより怖い。
なんせ滑車自体がかなりぼろぼろで、余裕で脱線して落下してもおかしくないような作りなのだ。
かなりの高さの崖を越えて一気に滑空する。
滑空時間は一分ほどだが乗り終えると足がガクガクと震えていたほど。
やはり怖くて辞退して下山道を迂回するひともいた。
地味に楽しめた。
2時間ほどそこで遊んだ後、次に三輪車の運ちゃんの家に連れていかれる。
武夷山は名茶の産地で特に大紅袍岩茶が有名らしい。
運ちゃんの家では大紅袍岩茶も生産しているとのことでお茶を煎れてあげるから飲んでいけとのこと。
運ちゃんの娘さんが本格的な茶器で数種の岩茶を煎れてくれた。
確かにうまい。
実際に茶葉を作る工程の様子も見学させてくれた。
この三輪車の運ちゃんもなかなかただ者ではないようだ。
三輪車の運ちゃんと茶葉工房の二足の草鞋とは非常にギャップが激しい。
引き続き、いよいよ武夷山のメイン観光地へ。
武夷山でも桂林と同じく九曲渓という河の河下りをイカダですることが出来る。
イカダは六人乗り。
切符は一人100元。
そのイカダに広州で行員をしているという小生とほぼ同世代の男女五人組と乗り合わせた。
さすが行員だけあり、船頭にチップまで支払っていた。50元ほど。
武夷山の河下りは桂林とはまた全く違った風景を楽しませてくれる。
やはり絶景。
河下り以外にも風景区を登山したり名所はたくさんある。
イカダを降りてからも五人組と一緒に登山や買い物などを楽しんだ。
彼ら五人組は次は黄山に行くとのこと。
小生も黄山は行く予定だったが、時間の関係で今回は断念。
やがて日も暮れてきたので解散。
なかなか充実した一日であった。
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