武夷山探索二日目。
まだまだ武夷山風景区にはみどころがたくさんある。
残りを見て回ろうと、またタクシーを拾う。
すると、例によってまた武夷山風景区よりいいところがある、と運ちゃんにそそのかされる。
なんでも滝がきれいな名所だそう。
中国では滝はあまり見れなかったので、興味を持った小生は言われるままにそちらへ向かう。
場所の名前は「玉龍谷」。
武夷山風景区よりもずいびんと離れたところにあり運賃もかさむ。
しかも、その場所はかなり辺鄙にところにあり、見所も玉龍谷以外ないため、観光客はほとんどいない。
あまつさえ、そこではタクシーが拾えないため、おなじ運ちゃんに帰りも頼むことになる。
一本取られた。。。
ただ、観光客は10人くらいしかいなかったが、それなりに滝は迫力あり、そしてマイナスイオンたっぷりの空気もおいしかった。
ひとつの場所にあれだけ鮮やかな滝が連続しているというのはなかなか珍しい。
多少運賃はかさんだが悪くはなかった。
また、武夷山独特の岩茶畑が壮観で、景色もすごくいい。
さらに運ちゃんにせっかくだから武夷山の岩茶を飲んでいけといわれ、雰囲気もよかったので武夷山二回目の茶屋へ。
そこの小姐に、またウーロン茶についていろいろ教えてもらう。
また、武夷山では毎年一回開かれる由緒正しいお茶の大会なるものがあり、それぞれの茶工房の人たちが参加し、何杯淹れても茶葉が劣化せず、淹れれば淹れるほど味が濃厚になる茶葉がいい茶葉で、優勝すれば茶王の称号を手に出きるという。
ここの茶工房は、過去2回優勝しているとトロフィーも見せてくれた。
また、この工房では様々な種類の茶葉を生産している。
漢方薬のお茶や、老茶といって長く寝かせたお茶などほかにも多種多様だ。
ここで、半斤の茶葉をお土産に購入。
結構いい値段だった。。。
それから、武夷山駅に戻り、夕方6時頃に火車硬座で杭州へ出発。
夜中の2時頃に杭州南駅に到着。
杭州南駅には、ホテルの類はほとんどなく、ここからさらに20キロほど離れている杭州駅近辺へ移動しなくてはならない。
そこでちょっとした事件が勃発。
火車を降りると大抵どこの駅でも客引きがいるのだが、杭州でも例に漏れず客引きがやってくる。
30歳前くらいの若い兄さんが、車を出すからと、しつこく迫ってくる。
無視して、正規のタクシー乗り場へ行き、タクシーに乗り込むと、先ほどの若い兄さんが、
「俺の客を取るな」と、正規タクシーの運ちゃんを威嚇し、車を出させないように車の前にはばかる。
そのうち、若い兄さんの仲間らしき人たちがぞろぞろ集まってきて、正規タクシーを囲む。
20人くらいの人数はいただろう。
そしてなにか罵り合いが始まる。
そのうち、激昂し正規タクシーの運ちゃんを窓越しに殴り始めた。
また、取り囲んだ20人くらいのチンピラたちが車を手でガンガンと叩き始める。
殴り合いの喧嘩も嫌いじゃない小生だが、さすがに20人からの相手は無謀というもの。
ただでさえ、日中の国際情勢も難しい時期。
ここは我慢我慢と思っていると、騒ぎを聞いた警察がやってくる。
正規タクシーの道を阻むチンピラどもに道をあけてやれというと、ようやくタクシーは走り出すことができた。
ただ、警察もあまりチンピラたちに強く言うこともなく、たよりない感じがした。。。
そこで、無事杭州にたどり着いた小生は、宿屋で休憩。
杭州は観光客が多いのか、ユースなどの安宿は客満で他の少し高めのホテルに泊まるしかなかった。
翌日、杭州の有名な西湖を探索。
すごくきれいで整備された街。
まったりと、西湖の畔を散歩。
また、河坊街という出店が並んだ歩行者天国、そして有名な印象西湖の表演も楽しんだ。
ただ、印象西湖に行く際、行き先を告げて走り出した後、タクシーの運ちゃんから、
「今日は印象西湖はやってないよ、それよりお姉ちゃんがいるところでいいことしない?」
などと言われ、一向に印象西湖の会場へ向かおうとしない。
このままでは本当に連れて行かれそうだったので、赤信号の停止時にタクシーから逃げ出したということがあった。。。
(もちろん今日は印象西湖はやってないというのも嘘。)
また、他にも杭州でタクシーに乗っていると、交通マナー?のことでタクシーの運ちゃんとバスの運ちゃんで殴り合いの喧嘩沙汰に巻き込まれる。
またかよ、と思いながらも、めんどくさいのでタクシーを変えようとすると、タクシーの運ちゃんは、無料にしてやるから待て。証人になってくれ、と警察に電話。
結局、駆けつけてきた警察に事情を聞かれ、20分くらい罵り合いが続き、なにやら罰金らしきものをバスの運ちゃんが払って終わり、みたいな感じで幕を閉じた。
そのすぐ隣で、交通事故が発生していた。
杭州だけでも、交通事故は2件目撃。
中国を旅している中でも、10件以上の交通事故を見てきた。
もっと余裕を持って運転してほしいものだ。。。
とにかく、杭州いい街だった。
今日も少し高いホテルで、ホテルの備え付けPCから書き込み中。
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