蘇州三日目は雨に見舞われた。
雨の観光ほどしんどいものはないのでユースのラウンジで一人、ぼーっとしていた。
むろん前日の酒の影響もあるのも否めない。
サービスカウンターにあるパソコンで、近所のガキが入ってきてゲームしたりいたずらしている。
それよりもここのユースは従業員がユースの客室のドミトリーに泊まっている。
なかなかユニークだ。
ぼーっと過ごして、そしてチェックアウト。
もうそろそろ帰路に入らなければならない。
ところで蘇州から天津行きの切符の争奪戦ほどしんどいものはない。
蘇州から天津は当然のように無座も売り切れ。
比較的本数の多いラインをねらうしかない。
すなわち上海から北京のラインだ。
それでも残った選択肢は硬座席で20時間コース長距離ローカル、煙たくて環境劣悪の切符。
もうひとつは、無座席だが比較的綺麗な車両の10時間コースだ。
共に夜を越すのも前提となっている。
わしは迷った。
しかしどちらかの選択肢を呑むしかない小生は無座10時間コースをチョイス。
いざとなれば床に転がってねればいいのだ。
実際にそれに乗ると、思いのほか快適で、無座切符の人もウジャウジャといるんだろうなと思っていたら自分含め四人しかおらず、床を贅沢に寝床にできた。
ひょっとして座席よりよかったかもと思うほどだ。
動車組には妙な売り子もこないし車内販売も控えめで随分と行き届いている。
まあそれでも快眠とはいえず、北京南駅に到着。
引き続き北京南駅から天津行きの切符を購入。
本数が多いのと朝早かったのであっさり切符ゲット。
ちなみに話が前後するが、上海、杭州、蘇州などでは4日以内の切符しか買うことができず、
例の究極の二択は上海初日に到着してソッコーで切符を購入しにいった時の残りの選択肢だったのだ。
さて、それにて午前中には天津についていたのだが、日本へ向けたフェリーの出航は夜遅くだったのでまだまだ時間がある。
天津はあくまで出入航の拠点としか思ってなかったので観光も考えていなかったがせっかくだから出かけてみる。
どうせ天津新港にいくのだからとその近くにある海河外灘公園に行く。
ガイドブックにのっていたのだが、ただの少しだけ広い公園があるだけだった。
気を取り直し、近くに砲台が遺跡としてあるらしいのでタクシーで向かうと随分と辺鄙なところにあり、例によってタクシー拾えるところではなかったので運ちゃんに待機してもらう。
砲弾が海に向かってひとつあるだけであとは小さな弾が沿えて飾ってあるだけであった。
タクシーに戻ると砲弾が好きなら空母の実物を見れる博物館があるといわれ、他に面白そうなところもなかったので行ってみた。
ここはたしかに凄かった。
だが例によって移動費用が重む。
さらに出来たばかりの海洋館があるとのことで行ってみたら子供用の水族館であった。
(-公-、)
まだまだ出航まで時間があったがもうフェリーターミナルへ足早に戻ってきた。
それにしても寒い。
上海では半袖Tシャツ一枚だったのが天津でいきなりジャンパー着込むほど。
今現在天津フェリーターミナルで震えながら待機中。
以上で、中国からのチラ裏中継レポートは終劇。
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