2011/09/01

バーインブルク~那拉提~新源

その日の夕方。(22日)
バーインブルクを堪能した我々3人パーティは、その日の内に今度は、那拉提へ移動することにする。 那拉提もやはり草原が綺麗なところ。 バーインブルクから那拉提に移動するには、バスでなく、車をチャーターする必要がある。
我々3人パーティ以外に、那拉提へ向かうという二人の中国人バックパッカーを掴まえ、5人で車をチャーター。
一人頭100元で計500元。
ちょっと高い気もするが、まあ仕方ない。

夜の帳が降り始める頃に車は那拉提へと出発。 まだこの辺りは、道路の整備があまり進んでおらず、いたるところで工事をしている。
工事で道路のゲートがしまっている所を無理矢理入り移動。
そこを40キロほど進むと、案の定、工事中で、大きな重機とロードローラーが工事で道を塞いでいた。
これはどう見ても通り抜けられない。
すると、チャーター車は、道路脇の砂利道(大きな側溝)に退避して、大きな重機とロードローラーが通り抜けていくのを待つことに。
時速10メートルくらいで、重機とロードローラーは、手前に向かってアスファルトで固めた道を造ってゆく。
2時間ほどして、重機とロードローラーが通り抜けた後、いざ出発しようとするが、なんと、脇道の砂利が深すぎたのか、車が道路に上がれない!!
タイヤがスリップしてしまい、まったく動かない。
乗客全員で、推せども引けどもびくともしない。
その側溝は結構な深さであり、人力ではもはや上げられそうに無い。
1時間ほど頑張ったが、どうしても上がらないので、運転手はロードローラーに戻ってきてもらい、ロードローラーにロープをつなぎ、引っ張り上げてもらう。
さすがロードローラー!
馬力が違う!一発で、側溝に落ちた車をひっぱり上げた。 こうしてようやく、車は再び走り出した。
このせいで、3時間ほどの時間のロスをした。。。

やがて、車は那拉提に到着。
その街で偶然、青年旅館を発見し、5人はそこへ滑り込む。
2人のパッカーはそれぞれ、ドミトリーへ。
我々3人は、ベッドの空きが無かったので、標準間(ベッドが三つ以上ある部屋)へと入った。

翌朝、宿の電気と水道が工事で止まっていた。
上海エリートは、急の仕事が入り、一人、そのまま朝から先に上海へ帰ってしまう。

小生と上海女は、ふたり、宿でしばらくボーっとする。
しかし、電気と水が止まっていては、ネットも出来ないし、糞もできない。
しかし、すでに糞が我慢できなかった上海女は、流せない便器に糞をしていた。
小生も糞を催し、糞が溜まった便器で糞をしようとしたが、上海女がそこでしないでという。
やむを得ず、こっそり他の客がいない部屋に入りこみ、糞をしまくるという悪の限りを尽くす。
もうこんなとこヤダ、ということで、我々二人もチェックアウトする。
さらにふたりで話し合った結果、那拉提の草原は、バーインブルクで堪能したことだし、いくのをやめよう、ということで、別の場所へ移動することにする。

次のターゲットは、馬の牧場や綺麗な雪山、そして温泉などもある昭蘇というところ。
那拉提から昭蘇へ移動するには、まず長距離バスターミナルで、新源というところへ移動する必要がある。
新源までおよそ3時間くらいだったか。
そこから、さらにそのまま引き続き昭蘇へ移動しようとするが、今日はすでに昭蘇行きは終わっており、一旦この街で宿を探すことに。

新源も少し小さめのなんの変哲も無い街。
ウイグル族も多く住んでいるようだ。
バスターミナルに程近いホテルを見つけ、そこへふたりでチェックイン。
彼女はもはや、小生と部屋を共にすることに、なんのためらいも無い様子だった。

せっかくなので、新源の街をふたりで少しぶらつく。
上海の彼女はかなりの酒飲みであり、スーパーで白酒を買い込むと、それを片手に、新疆のレストランへ突入。
基本的に新疆系レストランでの飲酒はNGであるが、飲酒用のスペースが別に用意されている新疆レストランもある。
ここも同様に飲酒スペースがあり、そこで久々の白酒を堪能した。


ちなみに彼女の酒の強さは小生とほぼ同くらいか。

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