さて、昆明よりいよいよ、夜行の火車硬寝台でまずは麗江に向かう。
これからさらに高度を上げていくのにもかかわらず、寝酒にと調子にのって白酒なんかを買い込んでしまう。。。
夜行列車で麗江まで約9時間半。
それほどの混雑もなくスムーズに乗り込む。
夜行列車は例によって夜中の10時を過ぎると車内の電灯を消してしまう。
ほとんど真っ暗だ。
ところであまり中国では、夜行列車で酒を飲む人が少ない気がする。
ひとりでは飲みずらいので、小生の場合は、電灯が落ちてひっそりしてからこっそり起き出して白酒を飲み始めた。
寝台車両の通路側にある補助席にすわり、雲南の夜の風を浴びながら白酒を飲む。静寂の中、不規則にコトコト鳴る線路のサウンドを聞きながら。
これがまたたまらない。
とくに、このときは、みんなほとんど寝静まっていて静かに飲めた。
しばらくひとりで真っ暗な車窓を楽しんでいると、突然となりのベットから男が降りてきて、話しないかと言われ、向かいの補助席をおろして座った。
みたところは、小生と同世代くらいの少し痩せた男。
女房を江西に置いて4ヶ月ほど麗江に出稼ぎにいくのだという。
どんな仕事かは訛りがすごくてよく聞き取れなかったが、、、。
その後、少し盛り上がり、真っ暗闇の中、二人で白酒を回しのみしてすべて空けたところで、解散となった。
その日は、寝台ベットに入ると、すぐに眠りに落ちた。
翌朝、となりに座っていた初老のおじさんにたたき起こされ、いつの間に麗江駅についていた。
時刻は、5時半。
まだあたりは薄暗かったが、乗客はすでにぞろぞろと降りていた。
昨日一緒に飲んだ出稼ぎの男もすでにいなかった。
結構、飲んだわりにはさほど、酒は残っていない感じだった。
それにしても寒い。思わず、上着とジャンパーをザックから取り出し装備する。
麗江は街中で標高およそ2400M。
駅を出ると青いワゴン風のタクシーがずらりと並び、客引きをしていた。
あたりを見回しても、正規らしきタクシー乗り場もない。
ということはこの客引きが正規のタクシーなのだ。
ここにいたタクシーはみなこぞって同じデザインの水色ワゴンタクシー。
何人かの客を詰め込み、いっぱいになってから出発するというスタイル。
ほかの交通手段もなく、麗江駅もすこし郊外にあるため、タクシーを利用。
20元だった。
ちょっと高いが、まあ朝も早いし止むを得ない。
タクシーで着いたところは、麗江バスターミナル。
ここから、さらにシャングリラ行きのバスに乗り込むのだ。
切符はたしか50元くらい。
20人くらいが乗れるマイクロバスで、定刻になり出発。
虎跳峡という有名な川を縫うようにして道はシャングリラまで続く。
風光明媚な景色が続く。。。
4時間ほどすると、シャングリラのバスターミナルに到着。
バスを降りると、空気が薄いのをすぐに感じた。
シャングリラの街中で標高およそ3300M。
軽い立ちくらみを覚えながらも、まずは宿を確保するため、シャングリラにある古城の町中にあるユースに向かう。
ここも少し離れているため、タクシーを捕まえて移動。
8元。
ユースはすぐに見つかった。
予約はしてなかったがドミトリーを確保できた。
とりあえず2泊分の手続きをして、部屋へ。
比較的中国人が多く利用しているユースで欧米人は2割弱か。
また、久々に結構汚いユースであった。
トイレは男女共同で、水が出なくて汚物も流れない状態。。
ラウンジもなんだか乱雑と散らかっている。
しかし、ここにきて急に小生の容態が一変!
今までなんともなかったのだがいきなり強い吐き気を覚え、そして頭痛に目眩と、高山病なのか、二日酔いなのかわからないが立っていられなくなるくらいになり、ベットにダウン。
昼ごろから先ほどまで息苦しさで眠ることも出来ず、ただひたすらベットで苦しみと戦っていた。。。
ようやく、落ち着きを取り戻し、現在日記をかけるまでに復旧。
今日のドミトリーの部屋には中国人女性2人と中国人男性2人と小生という構成。
中国人だらけだ。
ここのユースでは看板娘の犬もいた。
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