さて、大理に来て三日目くらいか。
大理自体にさほど、突出した見所はないように思える。
しかし、居心地がいいのだ。
多すぎない人々。
日差しは強いが、カラッとした湿度は、日陰でそよ風に当たるだけで気持ちいい。
大理に着いた翌日は、宿で知り合った、二人の中国人と蒼山という大理のすぐそばにある山に早朝より登った。
ひとりは、30歳の若者で復旦大学卒のエリート公務員。
もうひとりは、40歳過ぎの石家荘で大学の英語講師をしている女性。
ロープウェイなどもあるが、登山道も整備されていて、割と簡単に登ることが出来る。
ただ、このときは、登山中に強い雨が降ってきてしまい、途中で下山を余儀なくされた。
それでも、霧や雲で見え隠れしている街の眺めは最高だった。
また、夜には、昼間では想像もできないほど、人でにぎわう。
昼間は気温はそれほど高くはないが日差しが強いために、あまり人々は出歩かなかっただけのようだ。
それでも、大理の古城自体は広く、整備されているために、大混雑というようなことにはならない。
麗江などの古城では一日中大混雑で、前に進むのも苦労をするほどなのだ。
大理の名物は白族の地元料理と大理にある洱海という湖で取れる魚など。
知り合った中国人たちと堪能した。
ただ、味は香辛料が多すぎて、元がなんの魚なのか判別すらできないほど。
また、昔は少数民族の商人を含め、多くの商人が、日本人に対して日本語で
「安い安い!刺繍(ししゅう)刺繍!」
などと、商魂たくましかったもんだが、現在は中国人観光客の方がはるかにシェアがあるために、そのような血のにじむような努力をする商人がいなくなってしまったのが少しさびしい?
また、観光地の入場料も、外国人用料金と、中国人用料金と分かれていてその価格差はかなりのものだったが、現在の中国経済の状況にそのような設定などもはや無用だ。
さてさて、もうしばらくは、ここ大理でまったり暮らそう。
大理の街中でドラマらしき撮影をしていた。
シチュエーションは、露天でモノを売るシーン。
地元のオッちゃんが、本物の売り場と勘違いして、入ってきてNGを出していたのには笑った。
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