今日は麗江の古城内で夜8時から火把節(たいまつ祭)があるとのことで、遠出はせずに、近場の名所黒龍潭公園に赴いてみた。
その公園は、古城と石畳の道でつながっており、散歩感覚でいける。
入場は無料で、そこそこ広く、整備された公園だ。
(しかし麗江では古城維持費として80元徴収され、その領収書の提示をほとんどの観光スポットで求められる)
古城の用水となる大きな池がメインになっている公園で、古城内ほどではないが観光客でにぎわっていた。
その公園内の一角に、トンパ文字研究所というところがあった。
なにげなく入ってみると、入り口に民族衣装を身にまとった年の頃は16歳くらいの少女が、中を案内しますと言って、館内に飾られたトンパ文字の歴史や展示物の説明をしてくれた。
そして、館の二階に案内されると、そこに、大きな仏壇にまつられた何かの像が中央に鎮座され、その横には怪しい呪い師みたいな服装を着た男が座っていた。
少女いわく、トンパ文字の先生なんだとか。
呪い師は、焼香をしなさいと、線香を三本よこし、小生は促されるままに、火のついたロウソクで線香に火をつけて、線香立てに差し込む。
そうすると、呪い師が、さあ座りなさい、文字を説明しようと言い出した。
小生は悪い予感がした。
たしかガイドブックに、突然無理矢理文字を指導しだし、後に授業料として法外な額を要求してくると読んだ記憶がある。
ここを辞退すると、呪い師は突然、用がないなら帰れと言い出した。
なるほど、このタイプの人なら確かに、金のことで揉めそうだと辞退して正解だと悟った。
この後、公園内を一通り回り、帰ろうとしたとき、突然の雷と雨で、雨宿りを余儀なくされる。
さすがに高原だけに天気の変化が激しい。
それから、待ちに待った火把節の時間がやってきた。
古城内の四方街というちょっとした広場で、火把節が開催されるとのことで行ってみる。。。
まだ日が暮れる前で明るい。
広場の中央に人だかりが見える。
人だかりの中をのぞいてみると、民族衣装を着た10人くらいの老婆が音楽に合わせて、円を描いて踊っているのが見えた。
そうかと思うと、すぐに解散された。
まだ明るいので、タイマツを灯して盛り上がるのはこの後だな、と思いずっと寒い中、広場の片隅で待っていた。
会場は、人の波。
しばらくすると四方でタイマツが灯る。
おお、いよいよだな!と思い、さらに待つ。
小一時間は待っただろう。
ところが、催しものらしきものがまったく始まらない。
まさか、と思いきや。。。
小生はてっきり、少数民族が、タイマツを持って盛大に踊る催しものだとずっと思っていた。。
しかし、ここ麗江での火把節は、小生の想像と違っていた。。
古城内のあちこちで、確かにタイマツは灯っていた。
しかし、ただそれだけであった。
こ、これが火把節??
がっかり。。。
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